独立行政法人「国民生活センター」が
家庭用電気マッサージ器についての消費者からの相談について公表しました。
タイトルは
「家庭用電気マッサージ器による危害
-体調を改善するつもりが逆になることも!
特に高齢者は注意が必要-」
ということでなかなかショッキングなものです。
当院で行っているは治療行為ではありませんが、人の身体には触れますので、この記事を対岸の火事と考えずに検証してみたいと思います。
以下、リンク先より。
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主な相談事例
マッサージチェア
【事例】
マッサージチェアを体験したら腕もみ機能で腕が腫れた。
(2015年1月受付、被害者:70歳代、男性)
フットマッサージャー
【事例】
危ないと感じて停止ボタンを押したら足が強く挟まれたまま停止した。今も足がしびれたような状態だ。
(2013年1月受付、被害者:30歳代、女性)
ベッド型マッサージ器
【事例】
販売員にマッサージ器を止めてほしいと言ったが聞き入れられなかった。背骨を痛めたため、直後からまっすぐ立てなくなり、寝返りも打てない。
(2014年4月受付、被害者:60歳代、女性)
首および肩掛け式マッサージ器
【事例】
高齢の母が使用中に肩と胸の骨を骨折した。
(2014年6月受付、被害者:80歳代、女性)
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なかなか恐ろしい事例です。
共通して言えるのは
「押圧が強かった」
ということです。
最近の電気マッサージ器はセンサーがついていて使用者の筋肉の固さなども読み取るらしいですが
それでも、筋肉が痩せていたり、弾力がなくなっている高齢者の場合には正確に判別できないのかもしれません。
その結果、筋肉や骨の許容負荷を越えてしまったのでしょう。
更に問題として考えられるのは
「強弱を使用者が変えられる」
という点です。
電気マッサージ器には当たり前の機能ですが、これがなかなか厄介です。
使用者は自らの身体にどれくらい力がかかると壊れるかわかっていません。
人は刺激にはどんどん慣れてしまいますから、最初は「弱」で満足していても段々強くなり、
最終的には自らの身体の許容値を越えてしまうことになってしまいます。
引用元のアドバイスに
「身体に異常を感じた時には直ちに中止しましょう」
とありますが、現代人は自らの身体感覚を鈍くするように育てられているので
自らが壊れてしまうまで気づかないこともよくあります。
新宿しま整体院/筋整流法新宿道場でも施術の際に
「もっと強くやって」
「○○を念入りに」
と指定されることがあります。
しかし、強さや施術部位はお客様の状態によって千差万別です。
ですから、施術の細かい内容に関してはこちらに一任していただいております。
当院ではそういう方がいらっしゃった場合、こちらの施術の方針をお話して指示通りの施術をお断りしています。
というわけで融通が効きませんが、それでもいいよという方は是非、一度お越しください。
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